あまさを求めたら辛いブログ

できないことを"めんどくさい"と言い訳してきたら大変なことに気づいてない氏

あの筋肉をもう一度

いままでにない腰痛になった、最近肩から太ももにかけての痛みが絶賛発動中。たぶん要因は運動不足と推測、ここんとこ1年近くほぼ週5でクルマ移動だし、休みにアクティブな事はしてない。筋肉が衰えてるんだろう。いまさら鍛えるほど気力も時間もないし、ただただ鈍痛を濁して過ごしている。今から5年ほど前までは全身が常にパキパキ状態なほど鍛錬してた、筋肉と言うか筋筋、筋膜の具合が自分でわかるほど神経を研ぎ澄ましてやってたクチで完全にヤリ過ぎ。そこまでヤレるほど精神的にオカシカッタと自覚はしている。が、転職して悠長な時間は取れなくなった。

前から腰痛はあったが筋肉でカバーしていた、背筋がカツオブシの様に硬く常に真っすぐ立ち、広背筋を支えていたのだ。体幹も十二分に有って意識して腹筋だけを棒の様に縦方向に出すことも出来た、ヨガなんかでやるヤツと同じ。が、いまじゃ全身が緩くて腹の棒はタテ出ることもない、脂肪がヨコにベルトの上に乗る様になった(笑)デスクワークと車の移動、歩くのは通勤と休日の買い出し程度、これじゃあ衰えるわな。

本来身体を鍛えたら精神的にも鍛わって心身ともに安定した状態をキープすると思うじゃない、ワタシの場合は現実逃避の手段としてカラダを鍛える事になってしまった為、鍛えれば鍛えるほどに精神のバランスは崩れ、思考と言動・行動が合わず最終的に「お前は既に壊れている。」と告げられた。昔の「体ばっかりでも頭ばっかりでもダメよね」的なCMがあったな、その通りだなと思い出していた。

転職して衰えたバランスの崩れたはずの身体とは裏腹に精神は安定的になっていった、人間本来の精神を戻せざるを得なくなり(要は現実逃避が出来ないくらい現実に追い詰めた)、身体は中肉中背に、精神は通常の2~3歩手前まで来れたと思う。たぶん召されるその日までに完全に戻れるとは思えないが、せめてマイナスからゼロを目指して行こう。腰痛はワタシにとって単なる痛みだけではない、闇雲に作られた心身を壊し再生の時に生まれる痛みと思い付き合っていく。たぶん合ってる、でも正解も不正解もない様な気がしてならないが、これが不安なのかもよくわからん。

でもイタイのをずーっと感じるのもイヤなので(痛みは疲労を伴いますし)、対応策を具体化、実行するのみ。あんだけ筋肉バカやったんだ、前の様な失敗を踏み絵にして策を練ればワタシなりの方策ができる。なので最初にやる事は固まった筋肉をほぐして筋繊維に血が行くストレッチをやろう、血の巡りは身体を暖め代謝を促す。いきなり走ったりしたら肉離れや最悪アキレス腱が断裂とかしてしまうかもしれない、さすがにもう大失敗はできない歳だ、地味でも確実に行こう。

器具は使わない、以前もそうしていたが器具を使った筋肉は最終的にあまり意味が無いと思う。ボディビルドで見せる為の筋肉には良いのかも知れない、でも通常生活に筋肉を見せる必要は皆無なので器具やクスリに用は無い、ナチュラルで使える筋肉を目指す。「ナチュラル」と言うコトバはお花畑っぽくて非常に嫌やな。要は自然に使える筋肉を付ける、それには普段使っているモノを使う、例えばよくあるヤツだとダンベル変わりにペットボトル。ダンベルは回数を重ねるトレーニング向けに持ち易いが、ペットボトルは持ち手が太く注ぎやすく考えられてる、しかし持ち続けるにはダンベルより負荷が掛かる。試してもらえれば分るが、ラップの芯棒などを握って力を込めた時と、ペットボトルを握った時の手首の太さの違い。片手で反対の手首を軽く握って試してもらえれば体感できる。ペットボトルを握り込んだ場合、手のひらを開き力を入れるので手首も開いた状態で動かすことになり不安定、すなわちピンポイントで鍛えるのではなく「持つ」と言う行為に使う筋肉を使った運動になり、腕全体に負荷を掛ける事が出来る。ちなみに2リットルの丸型ペットボトルを立ったまま水平に持ち続ける、もしくは腕を下げた状態でボトルの底を掴み10~15度傾ける動作をゆっくり繰り返す。持てなくなるまでやったらその日はもうやらない、完全に回復する2日後までやらない。これで十分芯まで鍛えた。

思い出しながら書いては見たものの、非常に地味でシンドイなぁ。よくやってたな、やはりアタマがオカシカッタのだろう。現実社会に適用しようとする輩にとってコレはガイキチの再来を招くのではないかと畏怖さえ感じる。上の内容は主に指と手首と背中の筋肉を鍛える様にしてた内容なんだけれども体全体を再構築するとなるとトンデモ事案だわい。いまの今日、必要なのは「腰痛を解消する為だけの鍛錬」を見出したいのに余計な記憶がヨコヤリしてきて一向に腰付近の解消法に辿り着けない。ワタシの記憶の城は荒廃し彷徨うばかりである。

時に玄関には古びたスニーカー、身体の鍛錬も重要な案件だが明日から始まる平日に向けて、踏み出す一歩を刻むにしては明らかに古びれている。ろくに手入れもしていない粗末なスニーカー。まるでワタシのアタマに残っている記憶郡の一片の様だ。

そうだ、上野に行って新しいスニーカーを買おう。新宿でも良いが今日は上野だ、帰りがてら秋葉原に寄って精神バランスが取れているか確認しよう。体の鍛錬はそれからだ、卵が先か鶏が先か、心が先か身体が先か。ワタシはココロが先だと決めつけた。