あまさを求めたら辛いブログ

できないことを"めんどくさい"と言い訳してきたら大変なことに気づいた(笑)

ソースっすか。

大阪に出張した時の話、朝6時の新幹線で新大阪に向かい地下鉄で本社の最寄駅まで移動、地上に出るとピーカンで超天気よくね?と全く素直なコトバが口から出ました。朝6:03の新幹線で向かっても本社の始業時間にギリなので遅刻免除しろや!もしくはタクシーの許可を。だってね、出張のメインが会議。わざわざ東京から大阪に朝一で移動してるんよ、依頼通りに前日の13:00までに書類のフィードバックがあれば定時でタイムカード押して前乗りして行けるねん、大阪に。書類揃ったの19:40、その時間まで会社に居たら他の事にも巻き込まれて非常に疲れるのよ、もうそこから大阪まで移動する体力が無い、ましてや大阪ナイトを明日の活力に変換する思考も体力も底が見えてる。っていうかこのご時世対面での会議になんら意味あんのか?ネット回線の会議で東京支店とも繋いでるし、そこにわざわざワタシが座っているって逆に東京から見たら(えっ?アイツなんで大阪にいんの??)ってなるよね???

 

大阪部長 「君、たこ焼きでイチバン大事なのはなんやと思うぅ?」

ワタシ 「はっ??」

※以下、大阪部長を大、ワタシをワと表記 

 

朝礼中、呪詛の様にアタマがぐるぐるしてましたが「たこ焼き」でプライオリティが最高な箇所はどこかと聞かれてモードが切り替わりました。朝一番の会話としては違うようか気がしませんか?通常は昨日のニュースの見出しや、時事的な事。最近会社で起きた事や、新しいプロジェクトに関する話などでしょう。ここは会社なんで、いま朝礼中なんで一旦たこ焼きは置いておけと思い

 

ワ 「タコですかね?」

大 「ブーッ!ちゃうねん、タコはどーでもええねん。どーでもよくないけど、そこぢゃないねんなぁー」

 

ワ 「じゃあ、生地ですね?」

大 「ブブーッ、惜しいねん!ええとこいっとるで、あとちょっとや!!」

 

ワ 「焼き加減でしょうか?」

大 「あかんわー、そっちいってもうたか。あかん、焼きもどーでもええねん。どーでもよくないけどイチバンちゃうねんなぁ。」

 

このやり取りワイをサラシに入ってる、完全なアウェイでこれから始まる会議前に

(皆コイツは大したことないで、たこ焼きの事しらんねんから。)

(皆東京モン、やっぱ大したことないで、ビビらんでエエで。)

とでも言いたいのか。

でももう何も思い浮かばない「たこ焼きプライオリティMAXポイント」。次に口にするコトバとして適切な物言いはナニか?これが現実、ワタシはここで力尽きてしまうのか?ランチに熱々のたこ焼きを食わされて口の中がベロベロになるのか?そもそも昼まで会社に居れるのか?梅田に放り出されて右も左も分らず徘徊するのではないか?不穏なイメージが襲ってくる。

 

ほんの少しの間を衝かれた、どうでもよい邪念が隙を作ってしまった、たこ焼きが追いかけてくる。本来朝礼で話す内容がいつもの風景と変わったことに対応しきれない、ましてや昨日までの疲れが明らかにレスポンスを遅くしている。ここは大阪、今いるのは東京のいつもの場所じゃない。あのぬるめで澱んだの空気感はここにはなかった、大阪にある空気、少しでも隙を見せたらぐぉおおおっと突っ込まれる世界。黙っとたら認めたと同然、勝ち負けは返しで決まるんや!(知らない)

 

大 「最後やで君、たこ焼きでイチバン大事なのはなんやと思うぅ?」

ワ 「・・冷めてもおいしいかどうか」

 

渾身の回答、おにぎりの様に手軽に食べる食品としての大前提、冷めてもおいしい事。これがイチバン大事なはずだ、何故なら大阪では日常的にたこ焼きを食べる文化が根付いているからだ。東京にも根付いているポピュラーな食べ物はある、しかし多様な文化が入り過ぎて東京らしいポピュラーな食べ物は日々トレンドで変わってしまう。最寄りのいつものたこ焼き屋さんで買って家で食べる時何を重要視しているか?単価、スピード、ホスピタリティ、他。この場合顧客が決め財布を出す時に必要な要素とは何か。やはり冷めても美味しく食べれる事である。ちなみに超大国アメリカで良く食べられているポピュラーなピザはどうだろうか?ピザは本来イタリアが発祥の食べ物と認識しているがビジュアル的に刷り込まれている国としてはアメリカ。イタリアだと手軽にピザを食べている印象は少ない、食事は家族でテーブルを囲んでいる印象だ。ピザには「まるで冷めたピザの様だ」なんて揶揄するコメントがある様にピザは冷めたら食べれないこともないが、美味しくはないよ、なんなら食べない方がエエで!と言う印象操作をされている。

 

 

大 「なんでやねーん、君アホちゃうかー?(笑)」

  「たこ焼き見た時思い出してみ?ナニがあるぅ??」

ワ 「・・・青のり・・」

大 「おぉ!」

ワ 「・・おかか・・」

大 「!!!」

ワ 「・・マヨネーズ・・・、・・・」

大 「つまりそういう事や、いつも見ててわかってたつもりでも、ホントはわからん事があるっちゅーことやでぇ。せやろ、たこ焼き君。(笑)」

ワ 「!!!!!」

 

ぜんぜん分からん、まさかのクロージングか?このまま終わったら完全に今日のランチはたこ焼きじゃないか!アッ熱々のふわ生地に包まれたボルケーノが口内水蒸気爆発を起こし粘膜を切り裂く。あんなヒドい仕打ちを自分からするなんて本当にヒトは愚かだ。でもね、喉もと過ぎたら次のたこ焼きを見、狙っている。恐怖である。

この状況はマズい、このままたたみ込まれたら終いだ。もうワタシに回答権は無い、部長の意図は東の君に西の洗礼を受けさせ、西陣営に対し確固たるパワーを誇示する。ワタシはいわゆる斬首される程の手配書に書かれた狼藉者と化し、西陣営のリクエストを鵜呑みの如く飲んでは吐き飲んでは吐きを繰り返すマシーンにしたいのだろう。ワタシのマシーン化行動における部長の綿密なる作戦、かの山本五十六大将も断腸の念で引き返した時の様ではないか。

 

ワ 「部長わかりました。串か、箸ですね?なぜならたこ焼きの仕上げ方によって本体に刺す時に安定感が出る場合と、箸でないと挟めないほどの柔らかな仕上げをしている場合、口まで移動する間に床ならびにアスファルトなどの着地ルート外に落下するリスクが非常に高く移動手段を間違えた時に発生する落下後の虚無感がカスタマーから提供先に向けられると考えた場合、ウチの本体は串でイケるで。いやウチのはやわいから箸で頼んます。と未然に予防する為と考えます。」7.03sec

 

大 「・・・いや、ソースやねん・・・」

ワ 「?!ソース?!?!ですか・・」

 

ソース(Source)、情報源ですか?あぁ、確かに超重要です、ソースが不明なままでは無意味、そこのまでの過程は無と化すでしょう。この部長言葉を聞いて唖然としました、ソースと言う響き、鼻腔の奥に甘酸っぱく香ばしい芳香を感じる、これはたこ焼きやさん付近で漂う臭気、ヒトを無力化する魅惑のカオリ。熱せられたソースはゆっくりたこ焼きを降りて行くが全てを覆い隠すわけでもなく、所々生地を残して上から下へいく。好き嫌いはあるがマヨとのコントラストが、まるでパティシェがテンパリングしている様である、またトッピングをたこ焼き本体に留める機能を持ち、調整もカスタマーが容易にセルフで対応可能。かなり万能だ。ワタシは「ほぅ」と納得する様となりメモを取った、たこ焼き=ソース 部長談。

 

 

部長もワタシも皆も黙っていた、しかし決して重い空気ではない。落とせなかった場と部長をも巻き込んでしまった沈黙、このあと部長が時事的な事を短く発し朝礼は終わった。あと今回の出張で学んだ他に名古屋でコメダあんかけパスタ、ひつまぶし、手羽先。ウマイ、超ウマイシロノワールきしめんがビックリするほど不味かったのが衝撃的。